フラン「はじめまして。…ぼくの名前は、フラン」
ルーク「フランだね。よろしく」フラン「うん、すごく。あんまり、仲間以外のひとと、会話したことがないから…」
ルーク「より仲良くなる為にも、よかったら自己紹介をお願いできるかな?」フラン「普段は、サーカス一座のみんなと、色んなところをまわって興行してるんだ。」
パレット「フラン君はサーカスの一員なのね。いいなぁ、サーカス!」フラン「少ない人数でやっているから、どちらかというと、旅芸人一座、なんだけど…座長がサーカスだって、言い張るんだ。
…いつか、見に来て欲しいな。ルークも、パレットも、パーティにいるみんなに。」
フラン「夜、パーティの夢を見て…起きたら、枕元に届いてた、みたい。一座の仲間の女の子が、先に見つけて、勝手に持って行っちゃったんだ。
色々あったんだけど、返してもらえて良かった。…ぼくのところに届いたのが、すごく、嬉しくて。」
フラン「ううん、初めて。…慣れてなくて、変なことしたら、ごめんなさい」
パレット「サーカスではハロウィンに特別な興行をしたりするの?」フラン「することもある、かな…一座のみんなで仮装して、街をパレードしたこともあったよ」
パレット「パレードかぁ・・・賑やかで楽しそうね」フラン「ありがとう、座長が作ってくれたんだ。カボチャの妖精、なんだって」
パレット「妖精さんvふわふわ、もこもこしていて気持ちよさそうv」フラン「この顔、座長は付けたおぼえがないんだって。きっと、道化師のロウが悪戯して付けたんだ」
パレット「タイツはカボチャの蔓をイメージしてるのかしら。そういえば、髪飾りは葉っぱの形なのね」フラン「座長とロウに、着せ替え人形みたいにされて…ぼくが人形使いなのに、おかしいよね」
パレット「手の上のお化けも可愛いv帽子に星がついてるのね・・・ってあれ?糸がないのに動いてる!?」フラン「種もしかけもございません…と、これが、ぼくと一緒にショウをしてくれる人形。一緒に仮装もしてくれてるんだ。(ね、君のこと可愛いって。ふふ、よかったね)」
ルーク「へぇ、面白いなぁ。握手 握手」(お化けと握手しようとしています)フラン「はい、握手…(わ、だめだよ、キスまでしたら!もう、早く戻ってきて)」
ルーク「ふふ、有難う。可愛いなぁ」フラン「人形達は、普段はこの箱のなかにいるんだ。他にも、黒猫が住み着いていたりとか。中は案外ひろくて過ごしやすいみたい」
パレット「わ、不思議!一体どうなっているのかしら・・・?」フラン「座長が、ほとんど考えたみたいだけど、他のみんなも、協力してくれたよ」
パレット「普段の興行でもこういうふわふわした衣装なの?」フラン「そういえば、そうかも…。座長の趣味なんだ、きっと」
フラン「わあ…お菓子は、大好き。とくにビスケットとか、マカロンとか…」
パレット「マカロン!美味しいわよねv」フラン「ぼくは、あまりしたことないんだけど、ぼくの人形が、よく悪戯するんだ。つい一緒に笑っちゃうけど、あわてることも多くて」
ルーク「なるほどね」フラン「ふふ、おもしろそう」
パレット「フラン君は不思議なものも見慣れているかしら」フラン「うん、、たくさんおばけが出てきたら、楽しくなっちゃうかも」
ルーク「そうだね、友達になれると思うよ!」フラン「あの、どうぞ、よろしく。なかよくなれたら、うれしいです。
あっ、あとぼくの人形が悪戯しちゃったらごめんなさい…」
出会えたから 友達になりたい