サトル「トリックオアトリート!!へぇ、ここが会場なんだね・・・!」
パレット「はるばる来て下さって有難うございます!私は案内人のパレットです」サトル「初めまして、ルーク、パレット。俺は神崎サトル。サトルで構わないよ。今回は招待してくれてどうもありがとう」
パレット「わ、わ、サトルさん・・・!宜しくお願いします///」サトル「うん。宜しく、パレット(にっこり)」
ルーク「はは、爽やかだね、サトル」サトル「え、そうかな?・・・何だか照れくさいなー」
ルーク「皆と会うのも初めてだろうから、自己紹介をお願いしてもいいかな」サトル「あぁ、そうだね。皆さん初めまして。神崎サトルと言います。とある町の学校に通う高校3年生です。好きなことは・・・人と話すことかな。苦手なものは苦い抹茶。どうぞ宜しく!」
パレット「学生さん!得意な勉強とかあるんですか?」サトル「うん、俺は語学系よりも数学の方が得意だな。体育も好きだけど」
ルーク「そうなんだ。なんだか以外だな」サトル「実はさ。俺、その招待状が届く前夜に変な夢を見たんだ。シルクハットかぶった兎が急に目の前に現れて、手紙を手渡しにくる夢。その兎の周りには、色とりどりの衣装をまとった人たちが楽しそうに談笑してるんだ。兎が持ってきた手紙を受け取ったら目が覚めて、気がついたら手に握ってた」
パレット「えぇっ!それは確かにびっくりかも・・・!?(ルーク、サトルさんに一体どうやって届けたのかしら)」サトル「それはもう驚いたよ!起きたらいつの間にか手に持ってたんだからさ。でも、これを見てたら、夢の中の楽しそうなパーティーの様子が忘れられなくてさ。叶うなら、一度皆に会ってみたいなって思ったんだ」
ルーク「それじゃあ、夢が叶ったんだね。よかった!」サトル「それは、企業秘密だよvその辺は・・・ほら、ファンタジーなんだから!」
ルーク「そうそう、ファンタジーだからね」サトル「個人的には、ハロウィンはそんなに本格的にやらなかったな。でも、町ではハロウィンの装飾をしたりお菓子を売ったりしてて、よくカボチャプリンとか食べてたよ」
ルーク「ハロウィンだから、カボチャを使ったお菓子も増えるよね」サトル「ないなー。お祭りとかはあったんだけどね。・・・うん、今度やってみようかな。仮装パーティーとか」
ルーク「それは面白そうだね!」サトル「その時は2人とも招待するから、是非遊びに来てね」
パレット「わーい、有難うございます!」サトル「うーん、貴族風の衣装がイメージかな・・・。いや、貴族は絶対こんな服着ないと思うけど ね!」
パレット「普通に立ってても気品あるんだけど、そういう格好していると本当に王子様みたい・・・!」サトル「ありがとう。このベストは結構気に入ってたんだ!」
パレット「大きなマントですね。裏地がカボチャのカラーで鮮やかv」サトル「これは、演劇部の知り合いに相談して作ってもらったんだ。
貴族風が良いとは言ったけど、まさかこんなアレンジが加わってくるとは思ってもみなかったよ」
サトル「嗜む程度にならね。でも今回はノンアルコールのワインだよ。一応、未成年だから。それに、もし酔っ払っちゃって君たちに迷惑掛けたら大変だしね」
ルーク「でもきっと、このパーティではみんな酔ってるようなテンションだと思うよ」サトル「甘いものは結構いけるよ。この時期は、やっぱりカボチャのケーキとかプリンが美味しいよね」
ルーク「旬のものはやっぱり美味しいよね。もう一つ、悪戯のほうはどうなのかな」サトル「するする!自分では挨拶みたいな軽いスキンシップのつもりなんだけど、行き過ぎて、怒られることもあるんだよね」
ルーク「行き過ぎてかい?」サトル「例えば、後ろからがばって抱きつくとか」
パレット「それは、色々と心臓に悪そうだわ・・・!」サトル「お、おばけ!?本当に・・・!?ど、どこだろう(そわそわ)すごく気になるけど、見たいような見たくないような・・・」
サトル「世界を飛び越えて、沢山の人と仲良くなれることなんて滅多にないよね!皆の住んでる世界の話、沢山聞きたいな。楽しいハロウィンパーティーにしよう!」
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