チャールズ「こちらこそ始めまして。招待状ありがとうございました。」
ルーク「チャールズだね。宜しく」チャールズ「小さな島で考古学者をしています。島の暑さは苦手ですけど、探検は大好きです。」
パレット「考古学者さん!色んな事知っているのよね」チャールズ「ホームステイ先のポストに入っていました。親友のランド君が教えてくれたんですよ。
最初に見たときは、大陸の友達から届いたに違いないって思ってました。でも会場の方角が正反対だったので、あれぇ?って。」
チャールズ「もちろん知ってます。昔から大好きで、大陸にいた頃は毎年みんなでパーティー開いてました。
クラス一美人な女の子が落ち武者の仮装をしていたことは永久に忘れません。」
チャールズ「ええと、この前読んだ『ハワード先生と海賊船長』っていう本に影響されて・・・。
ハワードって言う小学校の先生が悪者の海賊船長に捕まっちゃうんですよ。でもその船長はハワード先生が昔教えていた生徒だったって物語。」
チャールズ「僕、いくじなしなんで、こんな物騒なもの使えませんよ。(遺跡の探検には命かけるけど・・・)
実はこれ、本物なんです。あ、大丈夫です。もうぼろぼろで切れたりしないんで。」
チャールズ「この前遺跡で見つけたんです。大事な研究材料だから、ホントは持ってきちゃいけなかったんですけど、インゲルさんが『ばれなきゃ何やってもいいのよ』とか言ってなかば強引に持たせたんです。ランド君は『女の子助けたらヒーローになれるよ!』って。小説じゃあるまいし。べ、別に人のせいにしたいわけじゃありませんからね!」
パレット「ふふ、そうなんだ」チャールズ「海賊が使う剣、『カトラス』って言うんですけど、これが一番形が近かったんですよ。あの二人はそんなこと知らなかったと思いますがね。まだ研究もおわっていないし、これに価値があるのかどうかも分かりません。それとこの形が骨貝をモデルにしたのか、肉食鳥の羽をモデルにしたのかも分かっていません。研究することだらけです。
ああ、もしなくしたりしたら先生に大目玉を。」
チャールズ「懐中時計です。お気に入りなんですよ。」
ルーク「いいね。懐中時計は紳士の必需品さ」チャールズ「ええ大丈夫です。ゲテモノ食材なら慣れてますから。
ルーク「なんだか君、苦労してそうだなぁ。まぁ、お菓子にちょっとした細工するぐらいは可愛い悪戯だよね」チャールズ「あの、してました、昔。ええと、ちょっと学校の倉庫を爆破・・・もう時効ですよね!?」
パレット「爆破!」チャールズ「怖いこと言わないでください!僕、毎日のように遺跡を探検して、たまにちょっと壊しちゃったりしてるから、呪われてるんじゃないかって毎晩怖くてたまらないんですから!」
ルーク「はは、そんなんじゃないから大丈夫だよ!」チャールズ「みなさん、あの、いじめないでくださいね。」
出会えたから 友達になりたい