光麗「わぁ、ウサギさん!夢で見た通りだぁ。パレットちゃんとルーク君っていうんだね。初めまして、光麗です」
ルーク「コ ウ ラ イ。コウライだね。また会えて嬉しいよ」光麗「うんっ!光も自分の事、光って呼んでるだぁ」
ルーク「それじゃあ、皆にも挨拶変わりに自己紹介お願いできるかな?」光麗「はーい。えっと、遠風光麗と言いますv長いから光で大丈夫だよ。光はね、ずっと森に住んでるんだ。だからこうやって、森以外で色んな人がいる所に来るのはすごくひさしぶりなの!なんだかワクワクするねっ」
光麗「うん。風さんが運んできてくれたの。あれ、ルーク君が出してたんだね」
ルーク「そうだよ。無事に届いてよかった」光麗「最初は何だろうって思って不思議だったよ。お手紙の意味も分からなくて。でもね、友達が一緒に考えてくれて。そしたら楽しそうなパーティだって分かったから、あとはずっと楽しみだったんだ」
パレット「そっか、皆で考えてくれたのね」光麗「一緒になってカードと睨めっこしたりしたよ。そしたらいっぱい人が集まっちゃった」
ルーク「なんだか、その時からパーティしてるみたいだ。そういうのも楽しそうだな」光麗「うん。初めて聞いたお祭りだったの。友達は似たお祭りを知ってたみたいなんだけど、光は見た事もなくて。でも友達もどういう事をするのかまでははっきり知らなかったみたいだから、帰ったら教えてあげよ!」
ルーク「今までこんな風に 皆で集まってパーティしたことはあるのかい?」光麗「ううん、やったことないの。集まるだけーっていう感じでさ。たくさんお菓子準備して、みんなともやりたいなぁ。光がいる所も人がたくさん集まるから、きっと盛り上がると思うよ」
パレット「そうね、きっと楽しいと思うわ!」光麗「なんの・・・って言われちゃうと、どうしよう。何なんだろうなぁ。うーんとね、緑は木の緑で・・・。ホントは風さんになりたかったんだけど、難しいでしょ?どうやったらそれっぽく見えるかなぁって思って、それで木にしたの!羽は友達が考えてくれて、だから何なのかは分からないけど・・・コウモリなのかな」
ルーク「風に木か!はは、仮装でそんなアイディア、君が初めてじゃないかな」光麗「初めてかな!やったぁ」
パレット「そうね、光ちゃんだからこそなのよね。素敵ね」光麗「ホント!?ありがとう!風さんも喜んでくれるよ」
ルーク「その南瓜の帽子も面白いね。でも何で鉢巻きを巻いているんだい?」光麗「あ、これね。実はね、一緒にいる友達もパーティに来たがっててね。その友達・・・遊って言うんだけど、いっつも鉢巻き巻いてて、だから遊の代わりに鉢巻き持って来ちゃった。それで、手に持ってたら落としそうだったからカボチャに巻いてみました!」
ルーク「なるほど、これで一緒に楽しんでるってことかな」光麗「そう見える?やった!これも本当の魔法使いに貰ってきたから、もしかしたら魔法が使えるかもv」
パレット「わぁ!」光麗「えへ。みんなも一緒にパーティの準備してくれて嬉しかったんだ」
光麗「えへへ」
ルーク「ふふ、そうだね。どっちも大好きみたいだね」光麗「うん。あ!はい、これお菓子です」(袋を差し出す)
パレット「わぁ、沢山お菓子を持ってきてくれたのね!」光麗「友達がたくさん準備してくれたの!本当はこのカボチャ頭の中にお菓子が入ってたんだよ」
ルーク「あぁ、これはお菓子の入れ物だったのか」光麗「いたずら?うーんとね、風さんに頼んで突風起こして貰ったり、甘い木の実と渋い木の実を入れ替えちゃったり、寝てる遊の頭にクモの巣乗せてみたり!」
ルーク「へぇ。面白そうだね。僕も参考にさせて貰おうかな」光麗「ホント!?じゃあ、このお菓子の中にハズレを入れておこうよ!」
パレット「まぁ!悪戯ばっかりしてると、お化けにお仕置きされちゃうわよ?」光麗「うわぁ、可愛いっ!おいでおいで」
パレット「もうっ、ルークってば!驚かさないで!」光麗「そうなんだぁ。ダイちゃんもよろしくね!」
ダイ「キュ!」光麗「はぁい!さっきも言ったんだけど、パーティっていうのをするのは初めてなんだ。だからいっぱいいっぱい楽しいことしたいので、どうぞよろしくおねがいします!」
出会えたから 友達になりたい