ゲイル「Happy Halloween!ルークさん、パレットさん。この度はお招きいただき光栄です。私はゲイル=クロフォードと申します。」
パレット「ゲイルさんはどんなところから来たの?」ゲイル「私と同じ種族の悪魔(クウガ)が住んでいる魔界と呼ばれるところから、次元通路(ロード)を通って此方に辿り着きました。」
ルーク「ゲイルは悪魔なんだね」ゲイル「ええ、その通りです。」
パレット「悪魔って怖いかと思ってたけどそうでもないのね。あ、気に障ったらごめんなさい!」ゲイル「いいえ、そんなことないですよ。お気になさらないで下さいね、私の家系は悪魔の中でも気性が抑えられて比較的穏やかなのでそう見えるだけですから」
パレット「ん、ということは本当は・・・?」ゲイル「それが魔界には異界のような祭典は行われていないんです…ですので、今回初めてこのハロウィンパーティに参加できてとても嬉しいです!」
ルーク「もしかして、仮装しなくても仮装みたいなものじゃないのかな」ゲイル「その通りですね、悪魔は特に天使(リージュ)と違って外見に特徴のある者が多いので、毎日が仮装大会です」
パレット「だったら、今回の仮装も目新しくないかしら?」ゲイル「これは鴉と呼ばれる真っ黒な鳥をモチーフにして創られたみたいです」
パレット「真っ黒の衣装で、格好よいわv夜に紛れたらわからなくなりそう!」ゲイル「そうなんですか!これはジャックというのですか…」
ルーク「どうかしたかい?」ゲイル「いや、実はですね…このジャックを作ってくれた者の名前もジャックなんです」
パレット「そうなの?面白い偶然ね!」ゲイル「大きさもありますし、明かりを灯せば十分照らしてくれそうです。ジャックに伝えておきますね、力作らしいので彼もきっと喜びます。」
ルーク「僕は仮面も気になるなぁ。みんな羽根を使っているのかい?」ゲイル「実はこれはソウルで作られているのです」
パレット「ソウルって…?」ゲイル「きっと他の世界では魔法と呼ばれているものと同じですね、羽根をふんだんにソウルで再現してこの仮面や装飾も作られてます。ちなみにこの背中の羽は私の羽をソウルで多少鴉の羽根へ近づくように変形しています。触ってみますか?」
パレット「いいの?それじゃあ遠慮なく…うわぁ、硬い!鳥の羽根とは大分違うのね…」ゲイル「ふふ、土台が骨と膜でできてますから羽のような柔らかさはないんです。」
ルーク「そういう使い方もできるんだね。凄いなぁ」ゲイル「好きですね!姉がよく作ってくれますから」
パレット「普段はどんなものを食べたりするの?」ゲイル「異界の洋の国にあるクッキーやケーキ、タルトといった洋菓子…でしたっけ、それが多いです。和の国ではまた違ったお菓子があるみたいなので食べてみたいですね。」
ルーク「うん、もしかしたら今回食べられるかもね」ゲイル「悪戯ですか、やりたいんですよ!でも頭の中でいろいろ計画を練っている間にその対象の相手がその場から居なくなっちゃうんですよねー……はぁ。」
パレット「結構慎重に行動する派なのね…」ゲイル「初めまして、このハロウィンパーティに参加できてとても嬉しく思います。限られた時間ではありますが、皆様どうぞ宜しくお願いします。」
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