ソウタ「初めまして、招待状ありがとうな。えーっと、ルークとパレットちゃん、と…?」
パレット「あ、この子はダイちゃんって言うの!クジラ型のロボットでカメラも内臓してるのよ」ソウタ「へぇー、お前、可愛い形して凄いんだなー。あ、ってことはこのダイに向かって喋ればいいの?どうも、エドソウタっつー者です。カムって呼ばれてる所…コンピュータ天体で伝わるかな、っつか皆コンピュータが何なのか分かる?まぁいいや、そこで主に治安維持の仕事をしてます」
ルーク「今日は緊張してる?」ソウタ「無事着けたってだけで糸は切れたかな。まだどっか信じらんない所はあるけど」
パレット「分かるわー。信用するには妖しすぎるものね、ルークって」ソウタ「待っ、いや、別に二人が信用出来ないとかそういうんじゃなくてっ!ほら、何つーかこう…分かんないことづくめだし夢みてーだし、やっと実感湧いてきた感じで…誤解招くような言い方してごめん、今は本気で面白そうだと思ってる」
ルーク「そうか、よかった」ソウタ「”ハロウィン”っつー単語は知らなかったんだけど、古い資料には記述があったらしくて。あ、これ、その辺を調べてくれた人達から聞いた話な。うちで今でも行われてる行事の中だと、仮装もしなけりゃカボチャもシンボルカラーも無いんだけど、カンデラってのに一番近い」
ルーク「へぇ、お祭りも色々なんだなぁ・・・」ソウタ「うん。本当にいい人達でさ、俺一人じゃ今日来れたかも怪しかった。感謝感謝っ」
パレット「でも、やっぱりハロウィンについて詳しく招待状に書くべきじゃない?」ソウタ「正直、最初は何の暗号かと思ったけどなー…色々勉強になったし、結構調べんの楽しかったから、俺としては問題無し。大体、うちみたいに暦違う所だと、送る側が大変っしょ?」
ルーク「そうか、日付も違ったりするんだね」ソウタ「俺のこの服装を全部選んでくれた子が居るんだけど、その子が言うには、キューピッド。それっぽく見えないのがポイントらしい」
パレット「キューピットだからなのね?羽がついてるわ!触っても大丈夫?」ソウタ「おう、どうぞどうぞっ」
パレット「すべすべで あったかーいv って あれ・・・これって」(もしや本物!?)ソウタ「あはははは…パレットちゃん、考えてること顔に出てる。話せばややこしくなるんだけど、正真正銘本物です。いつの間にか生えてたんだよなー」
パレット「え!? 本物が生えて来たの!? 不思議なこともあるのね・・・」ソウタ「あ、これはキャンドル型ライト。本物だと何かと気ぃ遣わせるかなーと思って。ジャックの中には色々詰めてきた」
パレット「あは、手にはお化けがついているのねv」ソウタ「そうそう、服決めてくれた子が言うには、これがキューピッドの矢の代わりなんだって。黄金の矢がこれで」(と言いながらお化けのパペットでパレットにキス)
パレット「!!」ソウタ「鉛の矢は頭突きって話だけど…なぁルーク、実際の所これ効くと思う?」
ルーク「ふふ、多分ね。今日は夢の不思議な力も働いてることだし」ソウタ「量はそこまで食えねーんだけど好きだよ。そうだ、お土産渡すの忘れてた(黒い紙袋を差し出し)。クッキー作ってくれた子が居るんだ。何個か壮絶な形のが混ざってるけど、味は大丈夫…だと思う」
パレット「わーい、有難うv」ソウタ「俺は割と何でも食うなー、珍しいものとか新商品とか見かけるとつい試したくなるから。あ、でも一つだけ未だにチャレンジ出来ないのがあって、…あんバターうどんって美味いと思う…?」
ルーク「ウドン・・・? なんだか個性的な雰囲気だね・・・」ソウタ「人を驚かせたり楽しませたり喜ばせたり、そういうのは昔っから好き。常に何かしらネタ仕込んでるから(と言いつつ虚空を掴み)、見る人が見りゃあ悪戯かも(手を広げるとそこにはキャンディが2粒)。良かったらお一つどうぞ。まぁ悪戯ってなると、されることの方が多いかもしんない」
パレット「最近でも 何かされたことあるの?」ソウタ「俺、すっげー寝起き悪くてさぁ。だから朝起きたら鼻にクリップ付いてたり、ベッドから転げ落とされたり、上に乗られたり、やたらでかい音で音楽かけられたり、寝てる状態で飯食わされたり。最近一番驚いたのは、朝起きたら他の人の部屋に移動させられてたこと」
パレット「わ・・・!」ソウタ「基本的にはお祭り騒ぎとかイベントは大好きなんで、迷惑かけない範囲内で思いっ切り楽しんできたいと思ってます。こういう場って初めてだけど、気軽に声掛けてやって下さい。一緒にパーティー満喫しような、よろしくっ!」
出会えたから 友達になりたい