運動会 不参加編

蒼霧 夜雨
皆が運動会に参加していた頃、紅蓮たちは…

「霞丸…もうそろそろ終わりにしろよ?」
「何がだ」
「いい加減大福を食べるのやめろって言ってるんだよ!もうこれで60個目だぞ!?」


そう甘味処へ来ていた。

「フッ何を言っている紅蓮、60個目ではなく63個目だ。それに己は後47個は食える」
「100個も喰う気か!?それよりも早く行かないと運動会?が終わっちまうだろ!ていうか一体誰の金で食ってると…」
もう怒る気力にすらならん…どうにかならねェのかコイツの甘党

秋の大運動会の会場へ向かう途中で霞丸が甘味処を見つけてしまい現在の状況に到っている

おかげで開催時間に間に合うのかも解らねェ…敵チームになるとはいえリーフェンも来てるっつーのに

「菓子を喰っていて忘れていたが、その運動会とやらならばとっくに終わっているようだが…?」
「んなッ…そうなのか!?」
「ああ…先程から鴉共が五月蝿く騒いでいる」

そう、霞丸が甘見処へ行って居ようが居まいが秋の大運動会は
とっくに終了していたのである

「マジかよ…せっかく後数刻で会場に到着ってとこまで来たってのによォ…」
「全てのモノは生(はじ)まりがあり死(お)わりが有る今回の事は縁が無かったのだと思い諦めろそして己に大福を喰わせろ」
「霞丸…俺そんな壮大な話してたっけか?ってかまだ大福食う気でいr」
「すまないがそこの娘、大福10個追加を頼む」
「ちょっ待ッ…」

七尾マモル
七尾マモル

天方生束
天方生束
紫皇「…意綱、風漢に声掛けてかなくていいんスか」
意綱「んんー?まぁいいんじゃねえか?俺らがずーっと見てたなんて知ったら、あいつも夢見悪ィだろ」
意織「父さん、風漢すっげーおもしろかったなあッ!
   あの騎馬戦とかほんとすげかったッ!!あー俺も出たかったなああ」
意綱「あーあー、そうだなぁー、くっくく」
紫皇「(…ありゃぁ、今度桜牙に奴が帰って来た時にいじる気だな…)」
意綱「紫皇ーー、さー、とっとと帰んぞ」
紫皇「…へえへえ」

終わり無き冒険へ!