ヴィクトール「初めまして、僕はヴィクトールです。パーティは久々なので、楽しみです。」
パレット「ヴィクトール君、皆にも紹介したいから簡単な自己紹介お願いできるかしら!」ヴィクトール「大丈夫ですよパレット。簡単に説明すると一時の夢を与える仕事ですね。」
パレット「えっ、どういうこと? ルークと同じお仕事なの?」ヴィクトール「パレットはそっちの世界にいったらいけませんよ!」
ヴィクトール「朝起きたら、枕元に招待状がありましたよ。誰が届けたのでしょうかね。」
ルーク「ふふ」ヴィクトール「ええ、もちろん。色んな人に出会えるのでとても楽しみになってきましたね。」
パレット「本当、色んな人が来てるわ。それに皆 素敵な人よ!」ヴィクトール「僕の出身地では毎年ハロウィンやっているけれど、パーティに参加したことはありませんね。それに仕事が忙しくって…。やってみたかったですね、子供心に戻って。」
パレット「そう、子供の頃からお仕事忙しいのね。 仮装はしたことある?」ヴィクトール「ハロウィンの仮装はやったことはありませんが、よく色々なコスチュームを着ることはありますよ。メイド服とかナース服とか…おっと、これ以上言うと規制がはいりそうですね。」
パレット「??」ヴィクトール「これは僕の友達でデザイナーをしている方が僕専用に作ってくれました。『魔界のプリンス』だそうです。やりすぎですね。」
パレット「モンスターの王様みたい。ゲームの最後に出てきそうね!」ヴィクトール「ありがとうございます、魔法攻撃が得意なタイプに見えそうですね。僕は魔法とか使えませんけれど。」
ルーク「遠くから見てもヴィクトールは良くわかるよ」ヴィクトール「ふふ、毒っ気があって悪くはないと思いますね。頭の帽子はモンスターらしいです。ただの飾りなので心配ありません。」
ルーク「胸元の飾りは牙?足の爪も鋭くて痛そうだなぁ」ヴィクトール「胸元の飾りは、悪魔の口?をイメージして作ったそうです。体に口があるなんて怖いですねぇ。足の爪はブーツです、これは刺さったら痛い!履き心地も悪いですよ。」
パレット「わ、わ。気をつけてね」ヴィクトール「きっと無理して用意してくれたはずです…下着デザイナーなのに。彼のために、新たな顧客としてルークとパレットを紹介してお礼にしましょう。」
ルーク「ふーん。下着かぁ・・・」ヴィクトール「本当は生首の人形の予定でしたが、あまりに問題があるのでジャックになったのです。お化けは中身にお菓子をいっぱい詰め込んでいます。僕が作ったお菓子もあるので一緒に食べましょうね。」
パレット「わ、良かった・・・ジャックで・・・」ヴィクトール「僕は体重制限をしているので、甘い物は控えめにしています。ですが…こういう時ぐらいは少し多めに食べても悪くはないですよね。」
パレット「どき。ちょっと耳が痛いかも」ヴィクトール「ありますよ、ふふっ。お酒に睡眠薬を盛ったりとかよくやるけれど、悪戯ですませたいですね。此処ではそんなことをしないのでご心配なく。」
パレット「えぇ!?」ヴィクトール「そうですね。お化けより怖いのは人間の女だったりしますけれどね。逃げてくれれば助かるというのに。」
パレット「え、何かあったの?」ヴィクトール「勿論、パレットのことは怖くないので。お二人と仲良くなりたいと思っておりますよ。」
ヴィクトール「みんなと一緒になれたことは運命だと思っております。僕と仲良くしてくれると嬉しいな。あと、僕に惚れたらいけませんからね。悪戯しちゃいますよ。」
出会えたから 友達になりたい