「泣かないで」






22






「道が無いから迷うんじゃない」






「迷うから道が無いんだ」






23






「僕は 夢を支配することはできない」






「けれど 僕は”道”を知っている」






「だから 大丈夫」






「君の帰り道は直ぐに見つかるよ」






「確かにここは悪夢の中だけれど」






「不安になる必要はないんだ」













「だって ここには」













「ここには 僕が居るのだから」






21






「さぁ、泣き止んで」



「一緒に帰り道を探そう」